ご訪問ありがとうございます。
久々にエルトナの町にやってきました。
春のイベントで卵を拾っていたら、すっかり夜になってしまいましたね。
今回はアストルティアの食べ物について記事にしてみましょう。
その昔、食〇ログでレビュアーをやっていた経験を生かして、エルトナ駅で売られている名産品の味を皆様にお届けしたいと思います。
エルトナ駅の名産品といえばカムシカせんべいです。
栄養価が高いせんべいで、最大MPを一時的に4上げる効果があります。
我が日本で売られている鹿せんべいはシカのエサですが、このカムシカせんべいは冒険者が食べるものです。
忙しい冒険者がすぐに食べられるように、包装は一切なく、むき出しのまま提供されます。せめてバラバラにならないように紙帯でくるんでほしいものです。薄茶色のせんべいを積み上げたその姿たるや、一見すると大判焼きと勘違いしてしまいます。
では実際に、売店で試食してみましょう。
「ごめんくださ~い」
今日も看板娘シロベニさんのお出迎えです。
料理の種類が増え、鉄道の利用者が減っている今、各駅の売店は閑古鳥が鳴いていますが、このエルトナの駅も例外ではありません。
伝統銘菓を絶やすまいとメーカーも試行錯誤をくりかえしていますが、売り上げは落ちる一方。今は国からの補助金が出ているものの、衰退産業に予算を割けなくなるのは時間の問題。
販売員である彼女も将来への不安を感じているのか、心なしか瞳が虚ろ気です。
・・つい暗い話になってしまいました。
伝統銘菓を盛り立てる意味でも、頑張ってカムシカせんべいの味をお届けしましょう。
では実食。
画を見ると、どう考えてもせんべいを食っているようには見えないのですが、そこは大らかなワタクシ。そんな細かいことは気にしません。肝心なのは料理の味です。
では、そのせんべいの味はというと・・
「・・・・・。」
「ちょっと、そんなところで渋い顔しないで下さい。営業妨害ですよ。」
ううむ・・簡素にして素朴。
米ぬかと小麦粉の味しかしません。
サックリとした歯触りの良さを期待してかじってみたんですが、ちょっとボソッとした食感です。咀嚼するとムアッとしたぬかの風味と穀物の臭いが口いっぱいに広がり、自分が草食動物にでもなったかのような気分になりますね。
カムシカせんべいは、雁谷哲あたりが喜びそうな自然食品です。伝統と格式を重んじるエルトナ地方では、添加物などのまがい品は一切使っていませんからね。しかし自然志向を重視するあまり、旨みという点に意識がいかなかったようです。きっとこの商品を開発したエルフは、伝統製法と料理の効果に意識を傾け過ぎたのでしょう。
これならバランスパスタでも食ったほうが・・
何をさっきからブツブツ言ってんですか!
この不審者!!通報しますよ!
どうもカムシカせんべいは僕のクチには合わなかったようです。
これで980ゴールドはちょっと高いかな。
しかし、このままカムシカせんべいがなくなるのは寂しいですね。
やはりカムシカのエサとしてリニューアルした方がいいんじゃないかな。
今回のところはこれくらいにしておきましょうか。
このグルメリポート、気が向いたら他の売店でもやってみるつもりですが、不評ならすぐやめます。
それでは、また。