ご訪問ありがとうございます。
いまVer.6のメインストーリーをちょこっと進めているところです。
大魔王あがりの主人公が天使たちに虐められているシーンを堪能してます。
なぜラダ・ガートみたいな一国の建国者ごときが賞賛されて、世界を丸ごと救った主人公が投石されなくてはいけないのか理解に苦しむ。
こいつらの人を見る目のなさには愕然とします。
天界にいるからといって偉人ヅラしているようだが、前世はカボチ村の農民だったに違いない。
もう冒険をする気がなくなったので、家に帰ります。
いじけた心を慰めるべく、今回はおやつタイムにしましょう。
ネタがないときには食べ物が一番です。
YouTubeでは、ひとりもんのおっさんがメシを食ってボヤいているだけで何万再生もとっている動画をみかけます。
僕も食レポのひとつもすれば、20PVくらいとれることでしょう。
で、今回のおやつはこれ。
おめでたこ焼き
今年の正月に、星明の宮にある屋台で購入したものです。
使い道がなくてずっと冷凍保存してましたが、そろそろこのたこ焼きの味について語っておきましょう。
さて、グルメリポートに先立って、以前みたいに僕が実食している画を撮ろうと思ったんですが・・
このたこ焼き、料理ではなく消費アイテムだった。
実食シーンをお送りするのが食レポの醍醐味だというのに、早くも企画だおれの様相を呈してきました。
しかし既に600字ほど作成してしまったので、ここでやめるのは惜しい。
惰性でもう少し続けます。
正月当日、このたこ焼きはほとんど売れていませんでした。
星明の宮ではぞうりや家具などはポツポツ売れていましたが、屋台の食べ物にはみんな見向きもしない。そりゃ特殊効果のない消費アイテムなんて買う理由がないだろう。
せめて写真映えのしそうな食べるしぐさでもあれば、それなりに需要があったのでしょうが、運営も一介のシーズン・アイテムにそこまで気を回せなかったようです。
僕が正月に屋台を通り過ぎたとき、冷え切った作り置きが平積みされていました。
見るに見かねて3つばかり購入して、こうして食レポのネタにさせていただいています。
「廃棄されるしかないアイテムにもささやかな日の目を見せてやりたい。」
そんな気持ちでキーボードをカタカタやっている僕。
・・日常をお察しください。
さて、肝心のたこ焼きの中身について解説していきましょう。
縁起物の逸品ということで、粉はメルサンディ産、タコはレンドア近海で取れた天然もの・・と言いたいところだが、詳細は不明です。
いうても縁日の商品なんだから、商売する側もわざわざ原価率をあげるようなマネはしないだろう。
屋台のたこ焼きに国産の天然ダコを使えば客が殺到するなんて考えているのは、今どき雁屋哲くらいなもんです。
タコに関していうと最悪の場合、キュラナナ海岸で冒険者たちに乱獲されたタコメットを冷凍保存したものが使われているかもしれない。
それでも、そんな可能性を広く受け入れて美味しくいただくのが縁起物というもの。
・・味を見てみましょう。
うっ・・長期間冷凍したせいか、生煮えのうどん粉をかじっているみたいにニチャニチャした歯応え・・。
僕はフワトロよりも少し硬めのたこ焼きが好きですが、これはいかん。
やはりたこ焼きは焼き立てを食べるのがベストです。
しかしソースは、学園で使われていた焼きそばパンと同じようなコクのある中濃ソースで、これは美味です。
粉物は上品なウスターソースではダメですね。甘っ辛くて濃厚でなくては。
ちなみにたこ焼きの中には、生地に出汁を使って上品に仕上げたものもあります。
代表的なのは会津屋のたこ焼き(もといラヂオ焼き)
出汁で溶いた生地だけで食べるたこ焼きです。
これに中濃ソースをかけた日には、「素材に対する冒涜である」と、海原雄山先生からありがたい鉄拳制裁をくらいます。
会津屋のたこ焼きは僕も昔食べましたが、確かに美味しい。
ソースを使わないので、生地を噛むとフッとタコの風味がたちます。
まさに「たこ」焼きといった感じ。
しかし僕に言わせれば、屋台のたこ焼きはもっと下品じゃなくちゃダメです。
ベトベトの中濃ソースとおどる鰹節、そして着色料が浸み込んだ真っ赤な生姜。
もはやタコの味なんてよくわからないままヒホㇶホやりながら食べるもんですわ。
そんな下品なたこ焼きだって、昔に比べればかなり美味しくなったもんです。
今でも思い出すのが、僕が子供の頃に大型スーパーのフードコートで売ってた250円くらいのたこ焼き。
注文してから店員がチンして提供するんですが、既に箱がふやけてました。
これがやたら熱くて、テーブルに持っていくのも一苦労したもんです。
箱の表面には緑色に縁どられた「たこやき」の4文字とインチキ臭いタコの絵。
側面には、どこかの地方の工場名(「国内生産」という文字だけがやたら強調されている)。
蓋を開けると、しぼんだうどん粉の塊が6つと小袋に入ったソース。
鰹節はありません。紅しょうがは刻んだものが予め生地に混ざっています。
青のりと紅ショウガで、箱の中は抽象画のように色彩豊か。
うどん粉を口に入れて咀嚼すると、まさにソースと紅ショウガの味のみ。
タコなんて吸盤ひとかけらでもはいっていれば儲けもんです。ハズレはネギだけ。
・・こんなたこ焼きでも、誕生日の日に待ち望んだドラクエのソフトを買ってもらった後に食べたせいか、いまでもいい思い出として残っています。
いまどんなに美味しいとされるたこ焼きを食べても、あの日のたこ焼きほどは美味しく感じないんですから、思い出補正とは罪なもんです。
久々に冷凍したたこ焼きを食べたんで、つい昔話になってしまった。
今回はユーチューバーを見習って、おやつひとつでどれだけ尺を稼げるか試してみましたが、こんな辛気臭い話しかできない自分には動画なんて無理なようです。
グルメリポートはブログで頑張ります。
それでは、また。