※この記事は「パクレ警部の現実」の内容のネタバレを含みます。
ご訪問ありがとうございます。
先日、ようやくパクレ警部の事件簿のその後のストーリーである「パクレ警部の現実」を終わらせてきました。
パクレ警部の事件簿には、以前にいったん終了したコンテンツ。
しかしその終わり方があまりにチンプンカンプンというか、消化不良の状態だったので、それを不満に思ったプレーヤーから多数のクレームが噴出します。それを受けて運営が異例の続編を出したわけです。
かくいう僕もこのストーリーには後味の悪さを感じてましたね。
当時は結構ネガティヴなことを言わせてもらったので、完結編についての感想もちゃんと答えないといけません。
まず結論からいうと、
うむ、やっと無難に話がまとまったな
という感じ。
あの壮大な(?)話をすべてパクレの妄想にしてしまうならば、アストルティアの話など全て幻想になりかねません。
・・まさかDQ10の最後は、「この世界は全部まぼろしでした~」で終わらせるんじゃないだろうな(某映画を見るとそんな気になってしまう)。
そんなわけで、「すべて妄想」という結論に違和感があった僕は、その辺のところをどう『落とす』のかを注目していたんですが、結論としてパクレの妄想が(不完全ながら)現実化した、という話に持っていったんですね。安全策だと思います。
パクレの妄想を現実化したのは、銀のノート。
願いをかなえるノートということで、オルフェア~メギストリスのストーリーを思い出させますね(あの話は良かったな・・)。プクランド大陸の話らしいまとめ方をしたと思います。
もっとも、願いをかなえるノートは、ノート自体の効力により消えてなくなったはず。これをフォスティルの試作品として復活させるというストーリーは、やや「継ぎ足し」感がありますが、まあこれもそれほど不自然さを感じませんでした。
今回のコンテンツの構成は、上記の結論を述べるだけの簡単なものでした。
途中、今までの登場人物の様子を見るという面倒くさい行程がありましたけど、従前のストーリーをおさらいするために必要な「おつかい」だったかもしれません。
そして忘れてはならないのが、最後のオチ。
パクレはバナナの皮で転んで銀のノートを燃やしてしまい、しかもそれはフォスティルの仕業だったということ。
「んな、バカな」と思いましたが、この間抜けさが、オルフェアのサブストーリーのオチをちょっと思い出させます。「パクレ警部を弄るフォスティル」という構造が、今回の話で確立しつつあるかもしれません。
銀のノートがなくなったおかげで、今後主人公はパクレ警部の妄想に振りまわされなくて済みます。これで今度こそお話は完結。
ということで、今回の完結編は無難に終わりました。
やはりパクレ警部の事件簿は、初めからこのくらいのオチを付けて欲しかったですね。最後をぼかして冒険者の想像を煽るというのもわかるんですが、それだけでは今回の話は難しすぎました。
今回のプレイで、長い間モヤモヤしていたコンテンツについて、やっと腑に落ちた思いがしてよかったです。
それでは、また。