アストルティア☆ゴールドブレンド

ドラクエⅩに関する雑記録~芳醇かつ軽薄なひとときをあなたに~

アストルティア・グルメリポート~カミハルムイの「王都の桜もち」~

ご訪問ありがとうございます。

 

もう関東地方ではさくらの季節も終わり、新緑の季節を迎えようとしています。

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今年はまともな花見に行けなかった僕は、カミハルムイ城の中庭で桜見物。早朝の桜というのはなかなか乙なもんですね。

 

さて、今回のグルメリポートはそのカミハルムイの桜にちなんだお菓子です。

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王都の桜もち

以前、某有名ブロガーさんが王都を「嘔吐」と誤変換してしまった事件がありましたが、今回は食べ物を扱う記事なのでそのような過ちは許されません。この桜もちはそれだけ格式高い和(?)菓子なのです。

 

さくらの葉で包まれたピンク色のつややかな肌の餅、そしてアクセントとして一枚の桜の花びらがさらなる彩りを添えます。その気品あるフォルムは見るものに癒しを与え、さらに食べると回復魔力が一時的に8あがるという効果まであります。

 

王都の桜もちは、側面から餡が見えないので、関東風の長命寺ではないようです。

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関東系の桜もちである長命寺もち(出典ウィキペデイア)

 

しかし関西風の桜もちである道明寺餅と違い、表面にはもち米の粒の形が残っておらず滑らかに見えます。

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関西風の桜もちである道明寺餅(出典は同上)

 

たしかにどちらかに肩入れするような桜もちにすると日本の東西プレーヤーどちらかの気を損なう危険を伴います。王都の桜もちは、全国の冒険者に普く楽しんでもらうために工夫された新しいタイプの桜もちといっていいでしょう。

 

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どんなタイプの桜もちにするにせよ、餅を包む桜の葉は必須。

しかしカミハルムイでは桜の葉を調達するのは大変なようです。ハネツキ博士が錬金術によってカミハルムイにあるそこらじゅうの桜を万年桜にしてしまったため、葉桜にならなくなってしまったのです。

 

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桜もちのメーカーは、さくらの葉を調達するため、エルトナ大陸以外の桜の葉を輸入することも検討しました。ときにはアスフェルド学園入口広場にある桜の木もターゲットにされたようです。

 

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しかし学園コンテンツの運営が思うように進まなくなったからか、ここの桜もすっかり万年桜となってしまっています。桜の葉の材料費は高騰する一方。鉄道の利用客も減っている今、桜もちの売り上げも減少しており、関係者はすっかり頭を抱えてしまっています。

 

桜もちの製造・販売が思うようにいかない関係者の中には、その苛立ちの矛先をハネツキ博士に向けるものもいるとか。

「あいつのせいで銘菓の文化が破壊されたんだ。桜は短期間で散る儚さが美しいのに、万年桜にしたせいで風情もへったくれもなくなってしまった。ああいう情緒を解さない知識人はカミハルムイに必要ない。この売国奴!」

 

これに対して

「万年桜を見ようと観光客が増えているのも事実だろ。商品開発や営業の努力もしないくせに政府の学術機関に八つ当たりすんな。」

とハネツキ博士を擁護する者も決して少なくないようです。

 

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もしカミハルムイでSNSが発達していたら、ハネツキ博士のスレは大炎上していたでしょう。アストルティアのような朴訥な世界にいる分、博士は幸せだったのかもしれません。

 

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・・ねえ、なんか用なの?

 

あ、つい妄想に深入りしてしまいました。

そんな王都の桜もちはカミハルムイ駅の売店で購入できます。値段は980Gです。

では、実食して王都の桜もちの味をお届けしましょう(これも妄想だけど)。

 

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どう考えても桜もちを食っているような画に見えないのは前回のレポートと同様ですが、やはりそんな細かいことは気にしません。

 

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う~ん、美味しい☆

製造から時間が経ってしまったせいか、若干餅の滑らかさはなくなっていますが、冒険者が食べるものとしては全然許容範囲内です。

ムッチリした生地を一噛みすると、中には甘さ控えめの餡が。粒あんなのかこしあんなのか、はたまた両者をブレンドしているのか?微妙な形状です。おそらくどちらかに確定したくないという大人の事情があるんでしょう。しかし肝心の餡の味は秀逸なので問題ありません。餡の甘みと桜の葉のほのかな塩味がマッチして、桜の花を思わせる嫋やかで上品な味わいに仕上がっています。

 

こういう素晴らしいお菓子を廃れさせてはいけません。

全国の冒険者のみなさん、たまにはカミハルムイ駅の売店にお越しください

 

 

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・・という記事を書いたんですけど、広告料は1PVにつき0.5Gということでどうでしょう?

 

もういいから逝ってください。

 

フィクションにフィクションを重ねた今回のグルメリポートは、これにて終了。

今回分かったことは、桜もちの起源と人間男の微笑む表情が気持ち悪い、ということでした。

 

それでは、また。

 


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