※ この記事にはVer6.5メインストーリーに関するネタバレを含みます
ご訪問ありがとうございます。
今回はメインストーリーの続行です。
本日を持ちましてようやくVer6.5前期のはなしが終わります。
ストーリーを少しずつじっくり味わっているといえば聞こえはいいけど、チビチビかじりすぎてもはや味わいがわからなくなってしまってます。
健全な皆さまは、僕みたいにケチ臭いストーリー進行はしないようにしましょう。
前回、ようやくレグホン狩りができるようになったので、レベル上げばっかりして続きをやるのがすっかり遅れてしまいましたが、回生堂でジア・ルーベの話を聞くところから始めます。
この捕虜みたいになっている念晶体も「いずれ主人公たちのために死ぬんじゃなかろうか」と予想しているんですが、とりあえず今回はそこまでの話にはならなかったようです。
その代わりにジア・クト側の戦いの言い分みたいなものが説明されました。
簡単にいうと
うちらはおまいらと違ってデフォルトだと石のまんまで動けないから、創生の力をちょーだい
ということらしい。
とりあえず相手の戦いにも大儀名分があるということを確認。
これを有無言わさずぶっ潰すか、あるいはどこかでフォローするか。
戦いを描くストーリー鑑賞勢としては見ものですな。
ただ、今回のストーリーに関していうと、規模が大きすぎるというか、何となく大味な感じがします（そしてVer.6.5終盤になるにつれてその傾向が強まっている）。
やっぱり僕には、この宇宙大戦争みたいな展開がどうも苦手です。
しまいには主人公が巨大化してウルトラマンごっこみたいな戦いになっちゃった。
こういう戦いはブォーンにでもやらせておけばいいんです。
カラダが大きすぎるせいでフィールドが狭くなって戦いづらいったらありゃしない。
ちなみに今回の戦いでは、経験値を吸わせるべく賢者で戦っています。
メインストーリーのボスクラスならば、賢者のきせきの雨とサポ・ガデの天恵の護りがあれば大抵のダメージは怖くありません。
僕の中では、以前の新やいばゲーに匹敵する安定戦法になりつつあるので、今後もお世話になる形になるでしょう。
さて、このまま巨大化した主人公が念晶巨人と魔眼をぶっ潰しておしまいじゃ話が持たないので、さらに話はクライマックスへ。
・・で、おいしいとこは勇者様の出番なんだな。
最近のDQ10をやっていると「勇者とはなんぞや」と思うことが増えてきました。
普段のドラクエなら、自分が勇者だったりその父親だったりと、割と等身大になって世界を救う存在として感情移入できたが、この女は世界を救うための下地は全部相方にやらせて、最後の演出屋として登場しているだけではないか。
僕からしたら彼女は、もはや世界の救世主ではなく、DQWで水着姿になってスクエニの売り上げに貢献するキャンペーンガールにしか見えません。
そんな冷え切った関係の勇者と盟友がやることといったら、果てしない雑魚狩り。
まさかヴァージョンのクライマックスが万魔みたいな戦いになるとは思わなかった。
意外な展開になりましたが、先ほどの巨人を倒せるPTならばこいつらは楽勝でしょう。
とくに万魔に特化した構成でなくても危なげなく勝つことができました。
当代の勇者がスクエニ収益のために脱がされる存在なら、初代の勇者はストーリー進行便宜のために殺される存在です。
・・これ、絶対に主人公の巨人化する手段を潰すためにアシュレイを殺したんだよね？
あのシーンは普通に考えるとアンルシアが勇者の盾をするべきです。
雑魚戦をしただけで彼女がそれもできないくらい消耗するなんて不自然ではないかね？
しかもいままで散々死にそうな目に遭っても助かっていたアシュレイが、いくら消耗状態とはいえ勇者の盾なんかで死ぬかね？
そんな無理筋を乗り越えて両勇者が世界を救う美談にしようとする作為が、何となく鼻についてしまうのだな・・。
せっかくのクライマックスでこんなことを言うのは野暮だけど、僕の捻くれた感性が素直な感動の邪魔をしてしまいます。
捻くれているといえば、僕は「こっちの話」のほうに心が動くんだけどな・・
いつも主人公と行動がすれ違うアンルシアと、主人公に執着して焼身（？）するユーライザ。
・・重いです。粘々してます。
なんかこれだけでいかがわしい昼ドラが一本作れそうだよ。
僕としては、宇宙大戦よりこっちのほうが興味深いです。次回以降の展開に期待しましょう。
一部で「MMOのメインストーリーなんておまけ。話が知りたきゃシナリオだけ読めばいい」という説もありますが、冒険の流れの中でNPCの機微を読み解く楽しみがなくては、ソロでRPGなんてやってられませんわ。
僕にとってストーリーは単調ゲーに彩を添えてくれるもんで、すっとばすなんてありえません。
・・以上、ストーリー派からのささやかな反論でした。
それでは、また。
