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今月のテンの日は、モンスターNPCの総選挙らしいですね。
まちの魔物総選挙
NPCに対してブツクサ言うのは比較的好きなので、今回は僕が印象に残っている町の魔物を紹介したいと思います。
1 リザンド
グレンのモンスター酒場にいるリザードマンです。
僕がはじめて仲間にしたのはリザードマン。
当時はモーモンやドラキーがもてはやされていたのに、そういう情報を全く知らない僕は「とりあえず剣を持っている強そうなやつ」という単細胞的思考で、コイツをスカウトしたのでありました。
その後、ちょっとレベル上げにつれていきましたが、それきり連れて歩くこともなく。
気が付けば、3年余り酒場に放置したままです。
いっそ野に返した方が本人のためなんじゃないかと思うこともあります。
しかしこのリザンドをみていると、案外アイツもこんな感じで幸せな勘ちがいをして暮らしているのかもしれないという気になります。
酒場に長期間幽閉されているということは、戦力外通告をうけた残念な境遇のはず。
しかしリザンドのような奴は自分の技に陶酔し、「いつか自分が必要なときが来る」と固く信じているわけで。
まるでとっくにリストラ組に編入されているにもかかわらず、「自分がこの会社を支えている」と思いこんでいる中年をみている気がして、心中複雑です。
こういうモンスターは、このままそっとしておいた方がいいのではないか、と思えてきます。
2 スラルン
ナルビアにある井戸の中にいるスライム。
みんなほとんど注目していませんが、このスライムを侮ってはいけません。
僕は密かにコイツのことをDQ10の世界、いやDQの世界全体を俯瞰しているスーパーモンスターであると注目しています。
オフラインモードとオンラインモードの両方に存在し、なおかつ兄弟姉妹とも会話したことがある(おそらく唯一の)モンスターが、DQを象徴する「あの」スライムだったというのが感慨深い。
そして上の画にある意味深な発言も見逃せません。
人の世界がどれだけ変化しようとも、自分はずっとここにいる。
アストルティアが創生しようが滅びようが、そんなことはどこ吹く風。
ナンバリングタイトルに一貫して登場するスライムからすれば、長い歴史の一コマにすぎない。
僕はドラクエが始まってからずっと変わらないスライムの姿を見ると、創生の女神よりも大いなる存在に思えてきます。
そんなことを冒険者に思い起こさせてくれるのが、このスラルンなのです。
3 ・・とここまで書いて
ひとりでスライムに感情移入してこんなことを嬉々として書いている自分は、リザンドよりも残念な存在なのではないだろうか・・。
将来、冷たい独房の中で、
「オレにドラクエのこと書かせたらやばいぜ?」
なんて発狂している自分の姿を想像したら、ちょっと恐ろしくなってきました。
幸せな妄想はほどほどにしましょう。
それでは、また。