アストルティア☆ゴールドブレンド

ドラクエⅩに関する雑記録~芳醇かつ軽薄なひとときをあなたに~

ドラクエブログにおける広告掲載行為と利用規約の関係について

この記事は以下の記事の続編です。 

dq10western.hatenablog.com

 

今回取扱うのは、ブログ上の広告掲載行為と利用規約の問題点です。

 

最近では、ブログ上で広告を張って広告収入を得る人が珍しくなくなってきました。

僕のブログは、無料サービスで行っているものなので、広告収入とは縁がありませんが、ドラクエ・ブロガーの皆さんの中には、このようなアフィリエイトを行っている人はたくさんいらっしゃいます。

 

そのような先輩ブロガーの皆さんに難癖をつけるようなテーマのように読めてしまったかもしれませんが、もちろんそのような意図はありませんので、あしからずご了承ください<m(__)m>

 

なお、今回の記事も、あくまで僕個人の見解・感想なので、この内容によって生じた損害についての一切の責任は負いかねます。単なる読み物として捉えていただきますようお願いします。

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 問題の所在 

まず、前回の記事で述べた通り、ブログで画像等を使用することはゲームの利用規約上認められています。したがって、そのブログに広告を張ること自体は、基本的に著作権法上の問題は生じません

 

しかし、利用規約には、画像の著作権とは別に以下のような規定が存在します。

 

第8条 禁止事項

本サービスを利用するにあたり、ユーザーによる以下の行為は禁止されています。

(3)本サービス内又は本サービス外で何らかの利益を得るために、本サービスを利用する行為

 

つまり、 考えようによっては、ブログ上でドラクエの画像を使って記事を書いて広告収入を得たら、この(3)の規定に違反するんじゃないか?という問題が生じ得るのです。

 

「利益を得るため」とは?

1 商法上の「業とする」との関係

利用規約第8条の趣旨は、ゲームサービスを利用した「業者」が発生することを防止することと解されます。そこで、参考までに商法上の「業とする」をみてみると、この言葉は以下のように解されています。

 

営利の目的で同種の行為を、継続的・計画的に行うこと。

 

ブログ活動は、記事を書くという「同種の行為」を継続して・計画的行うものですので、後半の定義に当てはまることはほぼ間違いありません。問題は「営利の目的」です。

 

ここでいう「営利の目的」とは、客観的に社会的観念から決められるものとされています。つまり、結果的にお金をもらったとしても、その行為が類型的に見て「金儲け」といえるものでなくてはならないのです。

 

例えば、医者や弁護士の仕事は、行為を客観的に見ると治療や訴訟行為等であり、類型的に見て「金儲け」とはことなります。

したがってこれらの仕事は、商法上「営利目的」がないとされるのです(弁護士であっても株式会社を設立した場合は、法人としての営利性が問題になりますが)。

 

この考えを参考にすると、ブログ活動は、客観的には個人の生活上の記録を記すものにすぎず、それが結果的に広告収入を得るものであったとしても、「営利の目的」のある行為とはいえないということになります。

 

したがって、少なくとも広告収入を得ているブロガーというだけで、その人が商法上の業者になることはないと思われます。

 

2 利用規約上の解釈

もちろん商法上の業者でないからといって、利用規約に違反してないとはいえません。利用規約に反しているかは、規約の趣旨に基づいて別途解釈しなくてはなりません。勿論この解釈は、運営側が行うことですが、今回は余興として僕なりの解釈をしてみましょう。

 

あくまで「余興」のポンコツ記事ですよっ!

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⑴ 他の利用規約との関係 

前回の記事でも述べたように、運営側はドラクエの画像等を個人のブログで使用することを認めています。これは、プレーヤーのネット上での交流を不当に制限しない趣旨と思われます。

 

もしそこで、広告を掲載しているからといってブログの画像添付を禁止にしてしまったらどうなるでしょう。

 

前述したとおり、いまや自分のブログに広告を張るなど珍しくもなんともない行為です。むしろ広告を張ろうとするブログは、しっかり「育てられた」サイトである場合が多く、ネット交流上重要な機能を果たしているケースが多いのです。

 

そのようなサイトで画像使用を禁止してしまうと、ブログ活動の幅が不当に狭められ、画像使用を認めた利用規約の趣旨が没却されてしまう危険があります。

 

⑵ 実際上の不都合 

また、広告掲載がダメとなると、もともと広告を掲載していたブロガーが、たまたまその日だけ「今日は、ドラテンをプレイしました!」なんて記事を書いて画像を載せたら、それだけで規定違反となってしまう可能性だってあるわけです。

 

運営側がそのような際限のない制約を行う意図があるとは到底思えません。画像が使われたブログがたまたま広告掲載されたものであったとしても、運営側に無視できないような損害が発生するわけではなく、それほど厳格な制約も必要ないからです。

 

むしろそんな制限をしたら、スクエニは非常識なカタブツだ、といわれかねず、メーカーとしてのイメージを落としてしまう危険さえあります。

 

⑶ 画像使用許可規定の文言から

 ⑵の解釈の根拠を裏付けるものとして、運営側が規定している画像使用許可規定の文言があります。規定を見てみましょう。

 

ドラゴンクエストX」におけるゲーム内容、画像、映像、キャラクター、音楽など、すべての表現物は、当社を含む共同著作者もしくは、当社が「ドラゴンクエストX」での利用に必要な権利の許諾を受けている権利者による著作物であり、事前の許可なく複製や頒布をすることはできません。ただし、以下の場合については、インターネット上での掲載にご使用いただくことができます(略)。

 

規定によれば、個人使用目的のオンラインサービスでの画像利用は広く許容されています。少なくとも文言上、アフィリエイト行為を許容から外す規定は見当たりません

 

先ほども検討したように、個人がブログを作成すること自体は、(たとえ広告掲載を伴うものであっても)法律上営利行為というのは厳しいです。

それでも運営側がどうしてもアフィリエイト行為と禁止したいならば、別途そのような行為を許容から外す旨の規定改訂をして、禁止の旨を明らかにしたはずです。

 

しかし、現実には、サービス開始から5年半にもわたってそのような改訂を行っていません。このような運営側の姿勢を見ても、運営側は広告掲載行為を基本的には許容していると見ることができます。

 

⑸ 結論 

そんなこんなを考えると、やはりブログに広告を張る行為は、原則的に利用規約に違反していないと解されます。 

 

 次回は・・

あ~、なんか弁論要旨を起案しているような記事になってしまいました。

まあ、結論的には珍しいことを言っているわけではないんですが、ちょっとこんな感じに「論じて」みるのもまた一興(?)です。

 

こんな長たらしい記事に最後までお付き合いいただいた読者の方には、大変感謝しております。

 

実は、このテーマは第3回目を予定しています。テーマは「株式会社設立と利用規約との関係」。ドラクエブログ界ではナイーヴな話題で、取り上げるのは勇気がいりますが、自分なりに争点の概要をまとめてみるつもりです。

 

では、今回はこのへんで<m(__)m>