なんて偏見・差別・悪意に満ちたタイトルつけるんだボケ!
通報すんぞ ゴルァ( ゚Д゚)
・・まあ、そういわずに記事を最後まで見ていってやってください。
1 ドラクエⅩの種族選択について
周知のとおり、ドラクエⅩの主人公は、人間、オーガ、ウェディ、プクリポ、エルフ、そしてドワーフの6種族のうちどれかを選択しなくてはなりません。
オーガは力強く肉感的、ウェディは美形、プクリポは人形的でかわいらしい、エルフは知的でエレガント、ドワーフは職人気質の通好み、みたいなそれぞれの良さがあるわけです。
去年行われたアストルティア国勢調査によれば、全国のプレーヤーの種族分布図は以下のとおり。
結構、各種族がバランスよく選択されているのが分かります。
2 人間・男のネット上の不評
ただ、上記の図を見て、ドラクエⅩをプレイしていない人はちょっと違和感を持ったかもしれません。
人間が一番人気じゃないの?
そうなんです。僕もドラクエⅩを2年前に始めたばかりのころ意外でした。
RPGの主人公は大抵人間、しかもドラクエの場合は男が多いですからね。
しかしドラクエⅩの場合、ネット上で人間男は「地雷」(注:戦闘中うまく立ち回れず周りに迷惑をかける人、もしくはネット上の対人関係構築が下手な人を指す蔑称)が多いという噂がちらほら。プレーヤ同士で共闘するエンドコンテンツでは人間男が敬遠されるなんて怖い情報も飛び交っています。
そんな風潮を暗示してか、ドラクエⅩブログの世界でも主人公はプクリポだったりエルフだったりが多いです。僕みたいに人間・男オンリーでやってるのは割と少数派ではないですかね。
つまり、ドラクエⅩの世界では、(少なくとも一部のプレーヤーの間で)人間・男はよく思われていないのです。
3 なぜ人間・男が地雷なのか
そんなわけで、タイトルのような疑問が出てくるわけです。
予め断っておきますが、僕は人間・男が「地雷」だなんて微塵にも思っていません。というより、僕はゲーム内で他のプレーヤーとほとんど絡まないので、そもそも地雷かどうかもわかりません。
ただ、これだけはいえます。
僕は、間違いなく人間・男の地雷です。
ということは、僕自身の自己分析をすれば、それがそのままタイトルの答えになるのではないか、と思うわけです。もちろん地雷ではない素晴らしい人間男のプレーヤーもたくさんいるというのが大前提ですが、ちょっと今回はその地雷の原因を考えてみましょう。
(1)昭和のドラクエ観
自己紹介の記事でも書きましたが、僕はドラクエⅥ以降、ゲームの世界から離れていました。つまり、初期のドラクエしか知らない人間なんですね。
そんな人間がドラクエにどんな印象を持っていたかというと・・
・戦闘中敵は止まっている(バトル中トイレに行っても大丈夫)
・職業は勇者か戦士(アタッカー以外考えられない)
・自分以外はみんなNPC(ゲーム中、他のプレーヤーに配慮するなんて考えられない)
つまり、僕にとってドラクエとは、自分一人だけの世界に入ってストーリーを楽しむだけの我儘気ままなゲームだったわけです。仮にこれを昭和のドラクエ観と名付けます。
オフラインのドラクエであれば、昭和のドラクエ観で何の問題もありません。
しかし、オンラインのドラクエⅩで他のプレーヤーとつながる必要があるときに、この感覚が残っていると、周りに大迷惑なわけです。
(2)昭和のドラクエ観のバトル
敵は止まっています。プレーヤーも動きません。
操作方法はコマンド入力のみ。基本的にプレーヤーは、HPとダメージ数を目で追えばいいわけです。
ドラクエⅩで同じことやったら大変ですよ。敵の前でひたすら「たたかう」コマンドを選び続けると・・
「敵の大技が来るぞ!離れろ、バーカ( ゚Д゚)」
「会心ガードぐらいつけとけ!すぐ死にやがって」
「相撲取ってタゲ下がりに協力しろ、自己中!」
等々の批判を浴びることになるでしょうね(明言されるかはともかく)・・。
僕はこうなるのが申し訳ないので、あらかじめエンドコンテンツから離れているのです(´・ω・`)
(2)昭和のドラクエ観の職業
職業は基本的に勇者です。常にPTの最前線か2番目にいて、アタッカー以外考えられません。
ドラクエⅩでもその思考が抜けきらないから、前衛職ばっかりレベルが上がって僧侶、踊り子などの中・後衛職の育成・戦闘訓練がおざなりになります。
当然、中・後衛職の立ち回り方なんてわかりません。
職場の同僚にFFプレーヤがいるので、そのことを伝えると、「典型的な脳筋プレーヤーだね」といわれてしまいました。なんと残酷かつ適切なコメントでしょうか(+o+)
じゃあ逆に、こういうプレーヤーは前衛が上手かというとそうでもありません。
むしろ後衛の気持ちが分からない分、独りよがりで猪突猛進型の戦いをしてしまう傾向にあります。特にエンドコンテンツは連係プレイが求められるわけですから、こういう前衛職は決していい評価を受けないでしょうね。
そんなわけで僕も、少しずつですが中・後衛職の基本から学んでいます。
コインボス相手に慣れない僧侶をやって、聖女の守りやらキラポンやらの練習をしているのです。昭和のドラクエ観を修正するのは大変です(汗)。
(3)昭和のドラクエ観の対人関係
まず、ドラクエは一人でやるものという意識が抜けません。
故・淡路恵子さんはその意識を貫きたいからオンラインであるドラクエⅩには手を出さなかったわけですが、ある意味筋の通った立派な姿勢だと思います。
しかし、同じドラクエだから・・といって何となくⅩの世界に足を踏み入れてしまった僕のような場合はどうでしょう。
僕の場合には、この点は割り切っており、ほぼオフラインのようにプレイをすることに専念してしまっています。SNSのつながりは、こういうブログでささやかに行っている程度。もちろんプレーヤー間のコミュニケーションも大事だとは思いますが、下手に人様の集まりに首を突っ込んで迷惑をかけるのもどうかな、と思うわけです。
一方、昭和のドラクエ観のまま、チームにはいって他のプレーヤーと交流を持とうとすると、ちょっと危険です。SNS慣れしている人なら別でしょうが、そうでない場合、所詮ゲームだからという意識から、コミュニケーションが粗末になってしまう可能性があるのです。
そんな粗末な対応から誤解を生み、ゲーム内の対人関係に問題が生じてしまうんでしょうね。
(4)昭和のドラクエ観の種族
さて、そんな昭和のドラクエ観を持ったプレーヤーがどの種族選ぶか、もうお分かりですね。人間・男以外ありえないのです。だってドラクエの主人公ですもの。他種族なんて考えられない。
ちなみに、オンラインの付き合いが上手にできているプレーヤーは、ある意味で自分を主人公だと思っていないはずです。他のプレーヤーと等身大で付き合いたいので、むしろそんな意識は邪魔です。
となると、人間・男にこだわる必要はないわけですね。
むしろ他種族でいる方が、非現実社会でマスカレード的なコミュニケーションを楽しむには都合がいいのかもしれません。人間・男が他のゲームに比べてあまり選択されていないのは、そんな理由があるのかもしれません。
言い方を変えると、キャラクターとしての人間・男が嫌いなプレーヤーは、ほぼいないはずです。だってパッケージキャラクターのエックス君を嫌いな人はいないでしょう。
あくまで嫌われるのは、人間・男を選ぶ一部プレーヤーがもつ深層心理である「昭和のドラクエ観」なのではないでしょうか。
4 さいごに
以上、人間・男プレーヤーに関する考察、というか自己分析でした。
ドラクエⅩプレーヤーの中で、僕みたいな地雷はいませんか?
もしいらっしゃったら、お互いに上記のことに気を付けて、アストルティアの冒険を楽しみましょうね('ω')ノ