※ この記事にはクエスト№707「約束の帰郷」のネタバレを含みます。
ご訪問ありがとうございます。
約一か月遅れで、ようやくVer6.3のストーリーを始めようとしたら、開始要件となるクエストを消化していないことがわかりました。
どうやら僕はVer.5を本当の意味でクリアしていないらしい。
そういえばジャディンの園がまだ魔瘴に覆われたままだったっけ。
早く新バージョンに入りたかったので、ほとんど機械的にこれらのクエストを潰してきました。
しかし、クエスト「約束の帰郷」だけは(今更だけど)衝撃でしたね。
僕の大好物の兄弟ストーリーが終わってもうた。
・・もう自分の中では、DQ10のエンドロールが流れている。
いま、これ以上ない喪失感を味わってます。
僕にとって兄弟ストーリー以外の話はサブクエストみたいなもんです。
新バージョンでは宇宙人みたいなやつがアストルティアを攻めてきているようだが、そんなもんはどうでもいい。
僕みたいな古典派ロマン主義者にとって、エテーネの話から離れたストーリーはすべて亜流なのだよ。
普段ひねくれたことばかり言っている僕ですが、兄弟ストーリーだけは泣きます。
リアルで兄弟を亡くすと、何気ない演出の細部にいろんな感情を読み込んでしまって、勝手に感動してしまうんだな。
今回も涙と鼻水でグシャグシャになったティッシュを大量に散乱させながら、PCの前で呆けたツラして画像を眺めていました。
傍から見ると、さぞいかがわしい光景に映ったことだろう。
でもそれだけ感動したのは、Ver.1から脈々と積み重ねたストーリーの重さがあるからであって、今回のクエスト自体の出来については、正直不満があります。
十年近い壮大なストーリーの伏線回収をこんなにサラッと終わらせていいのかね。
なんだか「いつサ終してもいいように、この辺で兄弟の話を切っとくか」と言わんばかりの事務的な締めくくり方のような気がして、かなり引っかかるものがありました。
悪神のストーリーでは、ボイスを駆使してあれほど(無駄に)情感たっぷりな演出があったのに・・。
その情熱をDQ10の根幹ストーリーともいえる兄弟ネタにもう少し傾けてほしかった。
演出の仕方によっては、兄弟モノやBLモノ等を愛好している方々が、涙と鼻血を流しながら歓喜する名クエストになっただろうに。
まことに惜しい限りです。
というか、僕がストーリーライターだったら、この機会にイッショウを殺したかもしれない。
彼の命を救うために、薬の錬金をする兄弟。
その素材を探しに行く主人公。
リリオルのメラゾ熱の話に平仄を合わせた形にすれば、それなりにいい話になると思うんですがね。
まあ、そんな妄想ストーリーはどうでもいいが、NPC一人を生贄にするくらいの価値がこのクエストにはあったということです。
それこそ10周年記念クエでもよかったんじゃないかとも思うけど・・新規がいるから難しいか。
そんな感じでクエストを終わらせて、ようやく僕も新バージョンを冒険することができます。
エテーネの話に一区切りついたことだし、気持ちを新たにして頑張る所存です。
・・兄弟衣装の着せ替え?
興味がわかんな。
それでは、また。