※ この記事はVer.5.0のメインストーリーのネタバレを含みます。
ご訪問ありがとうございます。
今年はこれが最後の記事になりそうです。
年明けまでにVer.5.0のメインストーリーについての記事を終わらせておきたいので、前回の記事に引き続いてクライマックスのシーンを見ていきましょう。
(※ ↓前回の記事)
1 ジャディンの園
前回までで、大魔王としての力と知恵が備わっているかが試されました。
今回は人物考査のようですね。大魔王として様々な利害関係が渦巻く魔界を統べるだけの器があるかということが試されるわけです。
で、連れてこられたのがジャディンの園とかいう場所。
魔界で迫害を受けていたモーモン族や弱いモンスターを庇護するために、魔仙卿が確保した場所のようです。
画像の狭山丘陵に出没する某ジブリキャラみたいなモーモンが、モーモン族の王であるモモリオン王。
主人公がこの場所に連れてこられたということは、魔仙卿は完全に主人公を大魔王候補の一人とみているようですね(デモンズゲイトの戦いからも明らかですが)。
この園では、主人公がどんな行動をするかでその性格が判断されます
アスフェルド学園の入学時にも似たような試験がありましたが、今回はそれをより大規模にしたような感じでしょう。ちなみにDQ大辞典によると、DQ3リメイク版にも似たようなシーンがあるとか。興味ありますね。
僕は何の予備知識もなくプレイしました。
結果は「やさしいひと」
アスフェルド学園と同じ。
ここでの行動によって後に続く展開が少しずつ異なるようなので、暇なときに思い出映像機でも使って他の選択肢を選んだ場合をみてみようとおもいます。
2 ゴダ神殿
人物考査が終わると、魔仙卿による結果発表。
といっても魔仙卿自身の判断ではなく、闇の根源への神託により決まるんですね。
いつぞや冥王の心臓で鬼ごっこをして遊んだお手てさんと久々のご対面です。
大魔王の器がどんなもんか知らないけど、三魔王の中ではやはりユシュカがまともなのかな。でも、ストーリー演出上、ここで大魔王が決まることは考えづらいな・・。
なんて考えていると、案の定、闇の根源さんは3人とも気に入らなかったようで、大魔王該当者なしという結果になりました。今年の年末宝くじの結果と同様の虚しい結末。
魔仙卿によると、
軍国おばさん
退廃主義のマザコン
独りよがりの市場原理主義者
おまいらみんなダメ。主人公が一等賞。
というような判断のようですね。
3か国のストーリーを丁寧に見ていくと、3人ともそこまでひどい奴らじゃないだろ、とは思いますけどね。
例えば、孤児院を設立したヴァレリア、竜のヒナを助けようとしたアスバル、モノをいう副将をちゃんと登用しているユシュカ・・そんなこんなを考えると、ゴダ神殿での判断はちょっと極端だなと思えます。
とはいえ、メインストーリーで垣間見えた今までの3魔王の「良い」部分は、あくまで上辺のものであり、ジャディンの園で見せた3者の姿こそ「本性」だといえなくもないです。
すなわち、
・魔族から疎まれているモーモン族
・しかも弱い被統治者
という「魔族にとって大切にする価値が皆無の相手」に対峙して、はじめて大魔王の器を正確に測ることができる、と闇の根源さんは考えていらっしゃるのかもしれません。
ただ、魔界混乱期の大魔王を選出する基準として、これが適切なのか?
混乱期の統治者は国情によってときに非情な判断を余儀なくされます。中小企業の経営者がときに時に強権的なことをするのは、彼らが性格が悪いからというよりも、そうでないとダイナミックに組織を動かして競争に勝ち抜いていくことができないからなわけで、その事情は今の魔界でも当てはまる気がします。
その意味では、現代の人間は「多少、民を下にみてでも自分で積極的に国を変えるべき」というユシュカの統治論に共感する人が多いんじゃないかな。
しかし魔仙卿によると、大魔王の器とはもっと象徴的・博愛主義的なもののようです。
なるほど中小企業の経営者ならともかく、世界を述べる大魔王ならばもっと懐が深い考えをしなくてはならない。自分本位な統治は長い目で見れば禍のもとです。
大きな権力を持つものほど間違いが許されなくなる。となると実際的な改革者のような「動」ではなく、「静(聖)」としての正義を持つものが都合がいいのかもしれません。権力が強いものには強い制約が必要というのは、立憲主義の基本ですしね。
たしかに成熟した社会で安定して平和を保つためならば、魔仙卿のいうような考えの方が美しいでしょう。
しかし魔障で大混乱が起こるであろう今の魔界のリーダーを選ぶ際の基準としては、ゴダ神殿での判断は理想論、消極論にすぎるのではなかろうか?ちょっと考えてしまいました。
すくなくとも、やくそうを数個ばら撒いただけの主人公に大魔王の器を見出すのは軽率だと思いますよ、魔仙卿さん。
・・あ、誤解がないように言っておきますけど、僕自身は基本的に「立憲主義的な平和主義者」ですからね。
3 ユシュカ+最後のボスとの戦い
ひととおり屁理屈を述べさせてもらったところで、次に行きましょう。
そんな魔仙卿の判断に納得できないユシュカは主人公に喧嘩を吹っ掛けます。
個人的には、自分を殺したヴァレリアと戦いたかったんだけどね。
こういう展開になるといつも思うんですが、味方のときにはHP1000ちょっとの普通のNPCなのに、何で敵になると急に強くなるんだろうか。闇落ちしたわけでもあるまいに・・。
そんなことを考えつつ、バトルを続けていると、いい加減なところで魔仙卿が喧嘩をやめさせます。
ユシュカとの戦いが終わると、彼はゴダ神殿を去り、主人公の姿を戻す儀式がはじまります。なんでもあの闇の根源が直してくれるとか。
あ~、ようやくVer.5.0も終わりか。
と思ったら、ここでラスボスですか。
なんで顔を直すだけで喧嘩を吹っ掛けられなきゃならんのかと思ったけど、確かにユシュカだけじゃラスボスとしては軽すぎるからね。
このボス、結構強かったです。
Ver.3の炎の塔のボスで苦戦したのと似てるかな?
視力が悪いので、あまり戦場を暗くしないでほしいんだけど・・。
MP切れのせいで結構苦戦しましたが、なんとかラスボスを倒しました。
最後は元の姿に戻って、めでたしめでたし。これで安心して年が越せます。
4 今年もお世話になりました
ということで、いつもの姿で今年最後のご挨拶。
拙い記事を書き散らしているブログですが、それでも立ち寄ってくださる読者の皆様、今年は大変お世話になりました。来年も引き続きよろしくお願いします。
2020年も、皆さまにとって良い年でありますように。
それでは、また。