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僕もブログを始めて半年ほど経ちました。もちろん本格的なブロガーの皆さんから見ればまだまだひよっこですけど、このくらい続けていると、次第に自分の「ブログ」に対する付き合い方が変わってきたように感じます。端的にいうと過疎ブログでも悪くないんじゃないかと思うようになったのです。
今回はその辺の心境の変化を述べてみたいと思います。
PVが伸びなくて悩んでいるブログ初心者の皆さんや、トップブロガーにかなわなくて苦しんでいるブロガーの皆さんに、箸休め的なメッセージになれば幸いです。
1 僕のブログのPV
僕のブログは1日平均100~200PVくらいです。
全国平均からすると極端に悪い数字ではないはずですが、お世辞にも人気ブログとはいえません。
もともとPV数獲得には熱心な方ではありませんでしたが、1日数人の閲覧だとさすがに虚しいので、ブログ開設当初は読者を増やすことを少しだけ意識していました。最新バージョンアップの情報を取り入れてみたり、慣れないネタ記事を入れてみたり・・。
もちろんその時はそれで楽しかったです。しかし、ここ1か月くらいは徐々に「もういいかな・・」という思いが芽生えてきました。
「もういい」というのは、ブログのやる気自体がなくなったというのではなくて、数字を追いかけることにエネルギーを使うのは「もういい」という意味です。
2 自己承認欲を満たすだけなら100PV でも十分
毎日誰かが自分の記事を見てくれて、た~まに気のいいコメントを残してくれる。大半のブロガーにとって、モチベーションの原点はそこにあるはずです。
でも、それだけが目的だったら実はそれほどPV数なんていらないはずなんです。人によってその数字は異なるでしょうけど、僕は一日100PVくらいでもいいんじゃないかと思っています。
もちろん他にブログに求めるものを増やしていけば、100PVくらいじゃやっていけませんよ。アフィの収入目的だったり、人気者願望だったり、他ブロガーとの競争心だったり・・そんなものを意識し始めた日には、僕だってこんな悠長なことは言ってられません。
3 人気ブロガーの背負うもの
しかし多くのPVを手に入れた人が幸せかというと、そうでもないのかなとも思います。
ドラクエの人気ブロガーだって大変ですよ。その例を以下にちょっと挙げてみましょう。
⑴ コメント欄の誹謗・中傷
これはドラクエブログに限らず、どの分野でも問題になっていることでしょう。
しかしそれを差し引いてもドラクエは酷い。
ドラクエブログ界はブログランキングを中心に成り立っているガラパゴス化された部分社会ですから、一度目を付けられると「粘着」されやすいようです。また、ネトゲの世界は他と比べて一般に「暇人」が多いので尚更。僕がたびたびお世話になっているブロガーさんのコメント欄も例外ではありません。御労しい限りです。
僕なんかはこうなるのが「ウザい」と思って、早々にコメント欄を承認制にしちゃいました(過疎ブログのくせに)。たしかにコメントの指摘で得られるものが0とは言いませんが、不特定多数の人間が好き勝手に書いたものから意味のあるものを抽出するエネルギーがあるなら、その分リアルの仕事の方で使った方がいいと思うのでね。
しかし人気ブログになるとそうも言ってられないようです。どうもPV数を維持するためにはコメント欄が必要という向きがあるようですから。
中には「コメント欄を閉じたら負け」と豪語し、心療内科に通いつつブログと格闘する人もいるとか。
・・・そこまでしないといかんのか?( ˘•ω•˘ )
それがブロガーとして相応しい「努力」なのか?
これじゃPV数を上げる前に、ブログを続けるための健全な心身が崩壊してしまいますよ・・まあ余計なお世話ですけど。
⑵ 晒し行為等に対するブログ管理責任
某人気ドラクエブロガーが、他プレーヤたちとアストルティア防衛軍というバトルコンテンツをプレイしたときのことを記事にしたことがあります。
その内容をかいつまんでいうとこんな感じ
・自分の戦い方がまずかったせいで防衛ができなかった
・防衛失敗が何度も続きPT全体の雰囲気がギスギスしてしまった
・結局最後まで防衛できず重苦しい雰囲気のままPTは解散
・非常につらい思いをした⇒こうなったのは自分の予習不足のせい
とまあ、一見すると特に荒れる要素がない記事です。むしろバトルコンテンツの生々しさ(?)が現れていて読んでいて面白かった。
でも、ここで人気ブログ特有の事態になります。
記事の読者の一部が
「防衛失敗はこのブロガーのせいじゃない。ほかのやつらは何やってたんだ」
「他の奴らこそ戦犯だ。このブロガーに対する態度も冷酷だ、ゆるせない。」
という旨の書き込みをはじめ、コメント欄は大荒れに。しまいにはこのブロガーと共闘していた他プレーヤーのIDが晒されるという事態にまで発展しました。
さあこれを見た反対勢力が黙っていません。
「たまたま一緒にバトルしたプレーヤーが有名ブロガーだったというだけで、こんな不利益を受けていいのか。」
「実はゲームで冷たい仕打ちをされたのを恨んだブロガーが、コメント欄を利用して間接的に復讐してるんじゃないか?」
等々の内容のコメントが飛び交いました。
ゲームの感想を記事にしただけでここまで話がややこしくなるんですよ。
まあ、このブログは以前から炎上しやすい性質があり、(意図しているかどうかはともかく)それでPV数を稼いでいる面は否定できません。しかしこのブロガーさんにとってそれが本望なのか・・?少なくとも僕はこんなになってまでPV数なんて欲しくありません。
一方、某ブロガーさんはそんなのんきなことは言ってられません。炎上したコメントに対応していかなくてはならないはず。これは自分に向けられた誹謗中傷に耐えるという消極的なものばかりではなく、この記事によって生じた二次被害を排除するという積極的なものも含みます。
つまり今回の場合で言うと、某ブロガーさんはコメント欄で晒された他プレーヤーのID等を早急に削除すべきだったんですね。酷なようですが、一応ブログもメディアですからね・・そのくらいの責任はあると思いますよ。
この某ブロガーさんは、ブログで食っていけるだけの収入があるようですが、上記のような状況をみると、「好きなことを書いて左団扇で生活している羨ましい人」とは思えません。傍から見ていると、ブログの負担を減らしてその分バイトでもした方がいいんじゃないのか?と思うほど消耗しているように思えます。まあ、これも余計なお世話ですけど。
4 「たかがブログ」と思っていたい
なんだか人気ブロガーのネガティブな点ばかりを挙げちゃいましたが、もちろん彼(女)らの活動にケチを付けるつもりはありません。むしろ多くの人に有益な情報を発信し続けて読者の支持を得た結果、現在の確固たる地位を築いたのですから凄い人たちです。
しかしその人気を維持するために、ここまで「余計なもの」と格闘しなくてはならない
のか?本人が充実感をもってブログ活動をしているなら別ですが、ブログのために不幸せを感じるなら本末転倒です。背負うものを減らして、元気になったらまた続けるくらいでちょうどいいと思うんですけどね。
もっともこんな好き勝手なことが言えるのは、このブログが過疎ブログだからなんです。人気ブロガーになると僕にはわからない「守るもの」も出てくるでしょうから。
いい意味で「たかがブログ」といえるくらいの立場が僕にはちょうどいい。過疎ブログの場合、そんな自由があるからタイトルのように思うわけです。
5 さいごに
僕は気分屋ですから、こんなことを言いつつ、いつか「やっぱり読んでくれる人を増やそう」とガンガン記事を上げる日が来ないとも限りません。しかし過疎ブログの身軽さも悪くないなという感覚は精神衛生上これからも持っておこうと思ってます。
「まだブログで消耗してるの?」
なんて言われたくありませんからね。
何やら長文になってしまいましたが、ここまでお付き合いくださってありがとうございます。