↓この記事は「地底湖の洞くつにて」の続編です
高レベルなのに初期村にいるのは、何かと居心地が悪いと感じたウエスタン君。
他の冒険者が集うジュレットの町にやってきました。
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ウエスタンは突然めまいに襲われた・・・。
「やあ、そろそろブログの世界には慣れたかな?」
「・・・なんだブログ主さんじゃないの。妖精の女の子に会えると思ったのに・・。」
「ちょっとブログ主さん、このブログの紹介文見てみなよ。『アストルティアの紀行文』のはずでしょ。これのどこが紀行文なんだよ。単なるあんたとNPCとの妄想チャットじゃないか。」
「何を言う。アストルティアにいる住人の心情・人情の機微をきめ細かに描写し、読者のみなさんにドラテン世界の雰囲気を和やかな気持ちで味わってもらうために、意図的にこのような作風にしたのだ。それを妄想チャットなどというとは文学センスのないやつだ。」
「な~にが文学だよ。いい年してこんな記事書いて喜んでるなんて気持ち悪い・・。も一つのブログは法律系の硬い内容のブログだったよね。そっちに取り組んだ方が年相応なんじゃないの?」
「仕事に疲れて家にいる時まで難しいこと考えるのが嫌になったんだよ。こんなブログなら気分転換になるかなと思って。」
「それにしたって精神年齢の低さがにじみ出ているブログだよ。まだ続ける気なの?」
「うるさい!お前は私の道具にすぎないのだ。黙って私の手となり足となり口になって、読者の皆様にアストルティアを案内して差し上げろ( ゚Д゚)」
「うわ、ブログ主め、本性を現したな。どこかの大魔王を彷彿とさせる傲慢なセリフだ。」
「それじゃ、続きをはじめるぞ!」
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「くそっ、今度生まれ変わったら、絶対にアストルティアの住人になんかになるもんか "(-""-)"」
「ジュレットの村か・・。やっぱりレーンの村の同じようにトップの人間を訪問するべ
きだろうな。」
「ボーレン町長、こんにちは。確かキーエンブレムのストーリー以来だったでしょうか・・。この家も冒険者が訪れなくなってだいぶ閑散としてきましたね。この近くの井戸の方が賑わっているくらいですよ。」
ボーレン町長「おお、ウエスタン君。今日はサポなしで一人できたのか?」
「ええ、ブログの写真を撮るためだけに来たので、ここに初めて来たときもサポなしの一人でしたよ。あのときは戦士でしてね。回復役もいない中、ジュレー島下層のダンジョンを切り抜けるのは結構しんどかったですよ。ホイミンがいないライアンの気持ちがまざまざと蘇ってきましたね。」
「今は、レーンの村でサポが借りられるそうじゃないか。」
「なんですって!何という軟弱な!初めの町くらい一人で来れなくては、冒険者失格ですな"(-""-)"」
「偉そうにいうな。ドラテン初期の先輩冒険者たちは、エンゼルスライム帽などの緩和措置など一切受けずに、自力で強靭なキャラを作り上げてきたのだ。『弱い』モードのボスを相手にぬくぬくとストーリを進めてきた君の方がよほど軟弱ではないか。」
「はい・・返す言葉がございません(´・ω・`)」
「まあいい・・ところで娘のキールは元気にやっているだろうか?」
「元気ですよ。でも夫が昼間っから家でボーっとしているのは心配ですね。どうやら家事も手伝っていないようだし。あんなんで生活できるのかな・・?」
「心配はいらん。我々NPCは冒険者に決められたセリフさえ話せば、生活に困ることはない。」
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ブログ主「くそっ、今度生まれ変わったら、絶対にアストルティアの住人になってやる"(-""-)"」